所詮、人事は好き嫌い

2014/5/16 

  人事考課を自己申告して上司と面談して、目標管理や課題など話し合いことになっている。全員に考課面談をきちんとおこなっているのだろうか。

 一次面接で上司が口頭で評点を伝えても、最終結果は変わっているときがよくある。昇格させたい人は良くする。査定は部長クラスが調整する。現場は課長と各職長が合議して調整する。そして工場長が調整し、担当部長がし、各部長会、役員会そして最終的には社長が承認する。

 

 会社は、配分で成績反映を多くしたいと言う前に、人事考課の最終結果を通信簿のように本人へ文書通知せよ。SABCDの分布を公開することをして、人事考課制度の信頼を高めるような努力してない。

 忘年会に参加しないと協調性がない。仕事のやり方に意見を言ったら「素直でない」。残業をきちんとつけ出したら「効率が悪い、計画性がない」と査定する。事故、ケガは減点する。言われたこと、ハイハイと馬鹿んマネして文句を言わない。正論を言って吠えるより、従順なしっぽ振る犬の方が可愛い。

 

 考課分布を公開すると困ることがあるのか。考課の神秘性持たせ、専権性が職制の権威につながるからである。会社が分布を説明しない理由は、「本人に職制から口頭でフィードバックしている」と言うが、文書で通知すると証拠残り逃げ道なくなるからだろうか。

 

 公平な人事考課とはなにか、会社幹部と公開「熱血討論会」を開催したいものです。討論のテーマは、①所詮、成果は運次第。運も実力のうち。②所詮、人事考課は好き嫌い。③考課通信簿。

 現実離れした神学論争になるとしても無駄ではないだろう。