大阪府の人事評価を相対評価に改定

 2014/8/22

 管理職の財源増えないように改める

 

   人事考課は、上ずる傾向にある。評価はABに偏重する。したがって絶対評価にすれば平均は基準値を上回る傾向となる。維新の会の橋本徹は人事考課方法を絶対評価から相対評価に条例をもって変更した。相対評価により財源は増やさないことが目的である。

   そして、人事考課分布を公開した。橋本氏は大阪府長辞めて大阪市長になつたら大阪市も人事考課制度を改めている。相対評価で全員に順位をつけて、ランク区分する手法をとる。自分の順位は要請あれば本人へ知らせるとしている。相対評価の良し悪しは別として、考課実態を公開すること評価できます。

 

   光和精鉱株式会社の一般職は相対評価である。6級以上は絶対評価である。一般職は平均財源内に収めるが6級職以上は目途とか基準額と表示して財源は青天井である。例えば5人がA評価とすると、相対評価で調整すれば基準額C×1.0で金額計出する。ところが絶対評価だとAのままの1.20の計算なのです。

  光和精鉱株式会社は成績部分を拡大したいと主張する。各級、部門別の評価分布を公開するように求めても、個人へ面談してフィードバックしているとし拒否している。

 人事考課の公平運用履行させる措置は、次の事項が必要です。

 1.各級別人事考課結果の分布の公開

 2.個人の最終評価結果の文書通知

 3.評価ランクから自分ですぐ分かるようランク別成績額テーブル作成

 

関連ブログ→ 人事考課は平均がCとならない仕組み

 

大阪府の職員基本条例第十五条第2項(相対評価の分布割合)≫

 

区 分

第一区分

第二区分

第三区分

第四区分

第五区分

割 合

5%

20%

60%

10%

5%

区部はSABCに置き換えてみてよい

大阪府平成25年度人事評価結果(二次評価結果と相対評価結果の相関)

相対評価

第一区分

第二区分

第三区分

第四区分

第五区分

総計

割合

2次評価

S

A

B

C

D

   

S

65

8

1

   

74

0.9%

A

390

1,247

621

   

2,258

26.0%

B

30

481

4,470

831

258

6,070

70.0%

C

   

6

81

143

230

2.7%

D

     

5

38

43

0.5%

総人数

485

1,736

5,098

917

439

8,675

100.0%

割合

5.6%

20.0%

58.8%

10.6%

5.1%

100.0%

 

平成25年大阪府人事評価結果の分布の公表

ランク

2次評価

調整前

相対評価 

最終決定

差 人

%

S

74

0.9%

485

5.6%

411

5%

A

2,258

26.0%

1,736

20.0%

-522

-6%

B

6,070

70.0%

5,098

58.8%

-972

-11%

C

230

2.7%

917

10.6%

687

8%

D

43

0.5%

439

5.1%

396

5%

8,675

100.0%

8,675

100.0%

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