下駄とスリッパをかけ合せたような「八つ折れ」は、1960年代まで作業用の服、靴は個人持ちの時代で「八つ折れ」履いて仕事していたと八幡製鉄の古老先輩から話しを聞いた。草履に六枚ぐらい木の板を貼り付けたものです。熱い鉄板の上の作業に足袋を履き、八つ折れを履くのです。
「八つ折れ」という履物を体感したくて値段高かったが通販で買ってしまった。八つ折れは曲がる下駄で、草履下駄で底が曲がるのでとても歩きやすい。
近頃は、サンダル、スリッパに履き替える事務所は減つている。病院、老人ホームも土足のままに変わってきた。仕事中にサンダル、スリッパ履きは見苦しい。
洋式の革靴を履いていた最初の日本人は坂本竜馬だといわれています。竜馬の写真の足元には革靴が写っています。ワラジ、ゾウリ、下駄の履物から革靴に普及する契機になったのは、西南戦争で官軍が革靴を採用してからと言われる。この軍靴を受注して財を成していくのが政商と揶揄れた同和鉱業創業者の藤田伝三郎氏です。