短日労働は年金満額受給できます。

年金開始年齢 ( © All About, Inから)
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2015/1/26

短日労働の非常勤再雇用制度

 

厚生年金加入期間が44年以上の場合は、満65歳前に年金満額受給できます。その条件は、厚生年金加入してないことです。

厚生年金加入義務がないのは、正規社員の労働時間の3/4以下の場合です。個人自営業で働くときは、年金加入義務はありません。

 

年金加入義務強化は2016.10月から20時間/週以上は強制加入にとなります。ただし500人未満の企業は、3年間実施が猶予されます。光和精鉱の場合は500人未満なので2019年までは短日労働は年金加入義務はありません。

 光和精鉱の労働時間は1956時間/年ですから、1956時間×3/4/所定労働時間7.75/12か月=平均15.8日労働/月であれば加入義務はありません。このことを想定して、再雇用非常勤社員が制度としてあります。月間労働日数は12日ないし14日とし、国民健康保険加入で、厚生年金未加入とする制度です。

この制度を適用した再雇用者は当社にはまだいません。光和精鉱株式会社は再雇用希望伺うときに、非常勤再雇用の選択ができることは一切説明をしないし、選択希望欄が再雇用希望確認用紙にはない。

 光和精鉱で60歳以上の人を非常勤として採用したのき保全部門で八幡製鐵所製鉄退職された人を「嘱託」として採用した事例があります。

光和精鉱の時給は、ランクⅠで980/h 賞与は常勤再雇用の80%です。平成26年の例で計算すると980円×7.75時間×12=91140円 賞与120×0.75×0.80=72/年となります。

生涯現役でフル勤務で働くか、アルバイトして年金満額もらうかは人それぞれの価値感です。それにしても、光和精鉱再雇用の賃金16万円/月で、無年金の場合はワーキングプア(働く貧困者)の階層です。

 

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