年度末決算賞与廃止

ピノキオ--嘘をつくて鼻が伸びる。天狗--自慢して鼻が高くなる。
ピノキオ--嘘をつくて鼻が伸びる。天狗--自慢して鼻が高くなる。

            2015.3.27

 

 2015.3.27年度末賞与が支給された。当年度決算見込みが、当初予算より爆騰して冬支給額より多かった。管理職は100万円を超えた。

 この日2015春闘回答が光和精鉱労働組合と光和精鉱ユニオンへ回答があった。当ユニオンへの回答は、社長は回答に出席せず。総務部長と人事担当係長2名が出席した。賃上げベアは0円の回答仔細は後日報告します。

 

 この回答のなかで、今年度2015年賞与は、年度末賞与を廃止し夏冬の2回/年に改定することを提示した。当年度業績当年度反映から、過年度決算翌年度反映する方式に改める旨を提示した。

 当ユニオンが、2回/年の過年度方式に改める理由を質問したら、「組合要求をあったから」と謂ったが、組合は3回/年の賞与廃止は批判しているが、要求していない。 

 

 振り返ってみけば、3年前に3回賞与にしたときの動機は2012年平成23年度の決算赤字対策として賞与引当金を削減するため、翌年の平成24年度の夏賞与を10万+冬50万+年度末40万の賞与回答した。これを23年3月の期末決算前に組合へ提案して、賞与引当金の遵法性を確保した。年度末決算調整賞与として、当年度利益反映の年3回賞与に改めた。夏10万円はローン払えないので、無利子特別融資を組合が要請して、無利子で年度末賞与までに完済する措置を講じたのでした。

 3年前社員へ説明した内容は次のとおりでした。

 

-----平成24 年度労働条件改定要求に対する回答について(抜粋)-----

                      平成23年3月7日

社長 古田雅一

    今後の賞与支給額の決定万式について

 

 会社の収益管理と社員の収益達成への目的意識をリンクさせるため、会社収益の目標感を「見える化」し、当年度の会社収益が当年度の社員の賞与に直接的にリンクする方式に変更する。詳細は別紙のとおりとする。

 ○今後の賞与支給額の決定方式について

  状況の変化が激しい環境下にあって、特に、会社収益に対して共通目標認識を社員全員で共有していく必要があると考えており、

 ① 会社の収益管理と社員の収益達成への目的意識をリンクさせる

 ② 当年度収益を当年度の賞与に反映させるとの趣旨で今後の賞与の支給額決定方式について変更する考えです。

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 評論

  3回/年賞与方式の動機

                      2014.2.24伊達

「収益管理と収益達成」の目的意識をリンクするのに当年度決算、当年度賞与反映しないと社員が目的意識が弱くなるのだろうか。会社収益の目標感を「見える化」は、決算3回にしなくとも日常的こ決算動向を全社員へ公報すればよい。目的意識を持たせるためと言いながら、予算決算、中期計画など収支動静は全社員に知らせず、目標を「見える化」を怠っている。

 結局、当年度決算、当年度賞与反映3回/年賞与の目的と動機は、決算調整のためであった。

 次の夏賞与を10万円にすることで、賞与引当金を粉飾決算とならないようにするための奇策であった。だか、改定目的は「社員の収益達成への目的意識をリンクさせるため」と趣旨説明しました。

 賞与引当金は、次期支払見込み額を決算計上する。引当金を下げるには、次の賞与見込額を下げる必要がある。決算終わって次の賞与下げる方針を決めることは粉飾となる。だから決算前3/7に組合に賞与支給方式改定を提示した。目的が決算調整のためとは言えず、屁理屈にもならない労務政策変更のような述べた。収益目標の達成のため、年度末賞与調整し未達のときのリスク軽減するために当年度収益が賞与に直接的にリンクする方式とするという。

 本気で収益確保の目的意識を強めようとすれば、1/4期毎の決算スライドで賞与を年4回支払えばよいのである。

 「決算の保守性」の原則から、年2回戻すのにはタイミングがあろうが、 2回に戻すときのどんな理由づけ説明するだろうか。