2015.7.13
『はだしっ子』吉川廣和著
吉川廣和さんは、2014年にDOWA-HDの名誉顧問になり引退する。経営者の立場として『壁を壊す』を著わし社員の教材としてDOWAグループ会社の管理職に配布する。
『はだしっ子』は、引退後故郷に戻り、地元の上毛新聞社から幼年時代の想い出のエッセイを2014年9月出版する。
吉川さんは小説家ではないので、編集者が添削をしてくれていると思うが、年寄になって幼児期の想い出のエッセーです。戦争はダメだというメッセージが込められている。
吉川廣和氏は経営者として、会社存続と利益確保のため人員削減を断行せざるを得ない立場にならざるを得なかった。退職後に経営とは関係のないことを上毛新聞社の編集者から勧められて書いたとしても、後世に伝えたい思い出を書き遺そうとした文集です。年寄が、孫の世代に子供たちに伝えたい思いが籠められています。
上毛新聞記事を本ネット検索中、この本を発見したので通販で購入した。この本はローカール新聞社の本で目立たない。発行部数が少なかったのか、ローカールでは売れ行きがよかったのかわかりませんが、現在通販では売り切れとなっている。古本市では定価より2倍の価格で流通しています。