じん肺補償欠落した災害補償規則

写真//筑豊じん肺訴訟記念碑 田川市石炭博物館前
写真//筑豊じん肺訴訟記念碑 田川市石炭博物館前

2015/9/2

 

 知らせない、じん肺補償制度

 

 光和精鉱株式会社は、災害補償規則がようやく整備作成されて2015/9/1掲示板に掲載されました。 

 就業規則に通勤途上災害補償が欠落していることを指摘したら、通勤途上災害補償改定協定書を掲示しましたが、この協定は第三者へから補償受けた時の減額措置について書かれていませんでした。そのことを周知するよう申し入れしていました。今回ようやく、災害補償規則が就業規則から分離して整理され周知されました。

 ところが、災害補償には、じん肺に関する補償欠落しています。じん肺補償を規則として定めて、周知するよう総務担当へ訊ねたら調べて回答すると返事ありました。いつになったらじん肺補償規則を作成して周知するのでしょう。

 じん肺管理区分に応じて、退職するときに、一番重たい症状の場合2550万円、一番軽症状の場合51万支給する等DOWAと同じ労使協定があります。光和精鉱は、製鉄ダストから黒鉛回収する事業をおこなっていたことがあります。その作業に従事していた人がじん肺になり、退職するときに管理区分に応じ特別餞別金を支給しています。

 じん肺は不治の病で、発症までの潜伏期間が長い病気で、じん肺になると肺ガンに罹り合併症となることがあります。 肺の病気は、水におぼれるように苦しいと聞きます。