2015/11/20
製鋼工場、排滓鍋にゴミ投入作業中に転落する。
新日鐵住金八幡製鉄所の製鋼工場の排滓作業の下請のアステック入江で23歳、勤続5年7か月、当該作業経験2年2か月の青年労働が死亡しました。
2015年11月15日18:55、日曜日 排滓鍋に2輪車でゴミを運び、鍋にゴミ投入作業中に、会社貸与の携帯電話を拾ろう(?)として何らかの原因で排滓空鍋に落ちてヤケドを負い、入院4日目の11月19日治療むなしく永眠しました。
排滓鍋底から這い上がって救援の連絡をし、その場に倒れていた。独り作業でしたので、目撃者がなく、どのようにして転落したのか災害速報に原因については書いていません。鍋底の排滓スラグは冷えてなく何度だったのか記載されていません。
製鋼工場では、事業所発生の一般ごみを排滓鍋に投入して焼却処分することは昔からおこなっています。これは産廃法の焼却専用炉以外でゴミ焼却する、いわゆる野焼きに該当し違法行為です。
アステック入江のこの作業場は、製鉄から独立した委託請負業務につき、新日鐵住金八幡製鉄所の災害として扱わず、無災害記録は中断することなく継続しています。
23歳、母一人の悲しみは思わんばかりです。故人のご冥福をお祈り申し上げます。
(2015/11/25 一部加筆校訂)