賞与欠勤控除方法の変遷

   光和精鉱の社員の欠勤控除の変遷 
   光和精鉱の社員の欠勤控除の変遷 

2016/1/28

 

日割母数は労働日数に変えて欠勤控除を多くした。

 

 光和精鉱ユニオンは再雇用の欠勤控除額を日割額の100%減額の正規社員同様に50%に是正する要求をおこなっています。会社は是正を拒否しています。。会社見解には、再雇用者の身分差別以外の合理的理由は見出すことができません。会社は、再雇用者は、より個人の成績を反映するために欠勤控除を社員より多くて「然るべき」との見解です。

 既に再雇用の賞与の成績部分は、社員より多く反映するようになっています。そして、全欠の場合は、見舞金などの生計費保障もありません。

 月例賃金は、健康保険組合と扶助費で基準内賃金の80%保障されていますが、賞与には傷病手当対象でないので賞与分の収入保障措置がありません。 

 

 光和精鉱の賞与の欠勤控除の変遷は次のとおりです。

光和精鉱の賞与欠勤控除計算の変遷

1.スライド部分額×欠勤日数/暦日数 (スライド額は賞与総額増減40~50%)

2.(賞与総額- 一律部分)×欠勤日数/暦日数×1/2

3.賞与総額×欠勤日数/暦日数×1/2

4.賞与総額×欠勤日数/所定労働日数×1/2

  

 当初はスライド額のみ欠勤控除対象としていたのは、平成5年1993年頃までです。この時期、6級は、時間外手当支給しない管理監督労働者として労働時間規制適用除外者として扱っていたので、賞与配分は全額成績で欠勤控除はなかった。

   課長管理職の賞与欠勤控除計は、公開されていませんが、自然に考えるとスライド額のみ基礎額から賞与総額になったのであるから、組合員と同様の計算をしているす推測できます。

 光和精鉱株式会社は母数を労働日数とした経緯は、より欠勤控除額を大きくする目的であります。欠勤減額財源は、全員で均等再配分します。交替勤務は常昼勤務より所定労働日数が多く不利です。会社は、この解消を放置し怠惰したままです。この解消策は、そんなに難しくない(組合員専用ページ掲載→)

 

 新日鐵住金の欠勤控除は、「賞与総額×欠勤日数/暦日数×1/1」で、社員も再雇用も同じ計算です。全欠の場合で246/365=67%の減額。

 光和精鉱は253/253×1/2=50%の減額、再雇用は253/253×1/1=100%の減額です。

 光和精鉱の方が減額率は少ないのですが、新日鐵住金は最低補償額、見舞金額が多く設計されています。

 

 1993年まではスライド部分×欠勤日数/暦日数でした。管理職はスライド部分ないので、欠勤控除は総額を母体にしていのではなく6級以上は欠勤控除はなかったと思われます。  

 1993年冬賞与配分での欠勤控除額の試算 組合員専用ページに掲載→

常昼勤務の賞与欠勤控除母数の違いによる差
常昼勤務の賞与欠勤控除母数の違いによる差
労働時間の比較 2016.1.1現在 労働日数が違うのに同じ母数使用すると交替勤の欠勤減額不利となる。
労働時間の比較 2016.1.1現在 労働日数が違うのに同じ母数使用すると交替勤の欠勤減額不利となる。