使用者の損害賠償保険

デザイン 新潟青年ユニオンHPから
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2016/3/10

宅配ピザ、パワハラ事件 和解250万円は安い。 

 ドミノビザ店長がいじめられ、うつ病になり、パワハラ訴えると人事考課最で報復され、退職勧奨された。この損害賠償請求訴訟は250万円で和解した。いささか安すぎるよう感じる。   2013年住友生命の出張所長がパワハラでうつ病で退職した事件では、破格の和解金5000万円でした。

 損害賠償訴訟での使用者責任請求されたときの企業向け保険がある。保険で支払い解決しても信用を失い評判を落とす。ハラスメントは「人権擁護委員会」へ訴える手段がよいと思っています。

 

宅配ピザパワハラ和解、うつ病元社員へ250万円

  2016年02月17日読売新聞web

 宅配ピザ大手「ドミノ・ピザジャパン」(東京)の社員だった50歳代の男性が、上司からのパワーハラスメントでうつ病になったうえ、被害申告した仕返しに最低の勤務評価をされたとして、同社に慰謝料など750万円の損害賠償を求めた訴訟が大阪地裁であり、同社が解決金250万円を支払う条件で和解した。9日付。  同社は、すでに「行き過ぎた言動があった」として上司を減給処分にしているが、取材に対し「コメントできない」としている。

 訴状によると、男性は1993年に入社し、店長などを経て2011年8月、本社に異動。配達用のバイクの管理などを担当したが、上司から「なぜお前が本社勤務なのか」「人間的に終わっている」などとどなられ続け、12年1月頃、うつ病と診断された。 翌月、会社にパワハラ被害を申告すると、上司からはその後の勤務評価で5段階中最も低く査定され、会社からは退職を勧められたという。男性は休職し、昨年6月に解雇された。

 訴訟で、男性側は「上司からは被害申告への報復を受け、会社側は不当な評価をうのみにした」と主張。同社は12年2月、上司を減給処分にしたが、訴訟では「男性は本社勤務者に求められる成果を出せていなかった」として請求棄却を求めていた。2016年02月17日 Copyright © TheYomiuri Shimbun