2016/4/11 00:15
ハーネス型安全帯が主流
建設現場では、厚生労働省の指導もあってハーネス型安全帯以外の命綱着用は禁止になっています。ビル工事現場は足場設置し、さらに墜落防止ネットつけています。
八幡製鉄構内では、ハーネス型安全帯に変更することを検討していたが、結局、超高所作業の一部しか普及していない。
光和精鉱では、尻まである長い防寒服は、安全ベルトが滑りぬけるので、短いジャンバー丈に取り換えたが、ハーネス型安全帯は普及していない。
腰ベルト型安全帯は作業員の腰や腹部を圧迫し、墜落を防止したとしても、宙づり状態により内臓の損傷して死亡する。また、ベルトが腰から胸部まで上がってしまい、胸部が圧迫され窒息して死亡する例が起こっています。メーカーの実験では、宙づり状態を2分以上継続すると危険な状態になるとの報告がある。
高所作業の本質的な対策は、安全帯着用義務だけでなく、安全柵を設置する。転落ネットを張る。トラックのシート掛け外しは、専用作業荷台を準備することが、会社の責任です。
腰ベルトの命綱からハーネス型安全帯に切り替わるのは、時間の問題でしょう。
厚生労働省の指針がでてから1年以上経過している。八新会の結論待ちではなく、環境安全部の責任者自ら、腰ベルト命綱で宙吊り体験して、腰ベルト型命綱のままでよいのか判断すれば結論は早い。
過去blog