2016/5/11 22:13
年間36協定超え者数は減らず。
光和精鉱株式会社の安全衛生委員会で年間時間外休日労働時間の規制を超えた人は37人(昨年度28人?)と報告されている。
この人員には微量PCB処理に従事しているY社の派遣労働者は含まない。派遣は、派遣元の36協定によるが、派遣先(光和精鉱)が時間外労働を命じているので、労働時間把握義務と安全衛生配慮義務がある。微量PCB処理は繁忙で要員不足で時間外労働が多い。
光和精鉱では、年間規制時間を超えた分は翌年度代休付与する労使協定があるが、例年協定どおりの代休付与すると、代休欠勤の代番、残業が増えて翌年も時間外労働が増える悪循環となるので、労使協定により代休付与日数を減らしている。こんなことが十数年続いている。
相変わらず、時間外が減らないのは、毎日の定常業務を恒常的残業していることがベースとなり、これに臨時突発作業が加算されるので、トータルの時間外は削減しない。人員増やしても毎日時間外で仕事しているので残業が減らない。水曜日のノー残業ディも毎日残業している部署は除外されていて、ノー残業ディは魂の入らない題目だけになつている。
営業、スタッフ、間接部門は月末まとめて残業時間を自己申告するやり方も改善されていない。いつも突出している特定者のワークシアは取り組まない。
36協定超えるときの事前手続きは労基法違反となるので周知し、過労死基準超えても医師の健康面談さえ受ければ、青天井で時間外労働が許される。ワークライフバランス推進は空念仏に終始する。法律で時間外規制をしないことが長時間過重労働は改善されない。
今国会で残業ゼロ法案は参議院選挙あるので審議見送りすることになったが、財界は労働時間によらない賃金制度の導入を諦めていない。