全欠者の賞与見舞金の設計( 団体交渉報告)

2016/7/8 23:49

全欠者の賞与見舞金の設計

(団体交渉報告(2016/7/7) 

 

 2016/7/7光和精鉱ユニオンは光和精鉱株式会社と団体交渉をおこなった。交渉議事は以下のとおり。会社は団交申し入れしたとき、契約社員の組合加入名簿を求めてきたが、当ユニオンはユニオン加入者氏名は非公開につき、誰が組合加入しているかは拒否した。団体交渉の議事概要は次のとおり。契約社員の欠勤控除計算は従前どおり是正されていないので、この問題を団体交渉の議題として交渉を開始します。 

  1.  再雇用の全欠者の見舞金の設計は、ランク別に差異をつけないことを合意した。具体的金額の設計は各種案があるが、後日、会社検討して提案受ける。
  2.  契約社員の欠勤控除計算の実態を確認した。雇用身分以外を理由とする計算式差異をつけることは、契約者、嘱託でも、労働契約法での不合理な差別禁止になる。また、個別労働契約書には、賞与の欠勤控除計算方法は記載されてないことを指摘して。ユニオン主張を展開した。会社からは是正するか否かの返答なし。
  3.  契約社員の契約更新時季は6か月前にするよう求めた2016春闘要求した内容を再度要請した。会社から検討するともしないとも返答なし。
  4.  会社は就業規則に大阪東京の労働時間を追記したが土曜日半ドン(12時まで)の残業取り扱いは規則に明記せず。平日の終業時刻まで残業扱いしないことは法的に無理がある。過去、土曜日残業取り扱いは労使協定はないし、規則でも規定したものはないことを確認した。戸畑の労働時間に合わせて延長することは、不利益変更につき、合理的理由がないと困難である旨を意見した。
  5. 正規社員組合員以外(非光和精鉱労組員)の賞与欠勤控除に関しては、7月末までに協定締結できるよう努めることを確認した。次回交渉日程は未定。

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