短時間勤務の方が収入増になるケース

石川県建設業厚生年金基金HPから。基礎年金は65歳とあるが、年金加入44年で給付される。
石川県建設業厚生年金基金HPから。基礎年金は65歳とあるが、年金加入44年で給付される。

2016/9/3 07:25

年金加入44年で年金満額受給で非常勤勤務の方が収入多い。

 

 光和精鉱株式会社には、短時間労働の非常勤再雇用制度があります。週3日労働でパート、アルバイトのようなものです。社会保険は労災、雇用保険のみで、会社の健康保険、厚生年金には加入しません。

 年金加入期間44年以上で基礎年金がもらえますが、年金加入していると年金満額はもらえません。現行の再雇用低賃金水準であれば、年金満額受給できる条件があれ増えるば、非常勤短時間労働で基礎年金と配偶者特別加算金がもらえ、比例報酬部分の減額はありませんのでトータル収入は多くなります。

 配偶者特別加算は配偶者が65歳になるともらえませんので、連れ合いが年上の場合、トータル収入は若干減ります。

 2016年10月から500以上の企業は週20時間以上労働の場合、年金加入義務となり、基礎年金は貰えなくなるので、トータル収入は減となります。ですが500人未満企業であれば従前同様、年金満額受給できますのは、3年間の予定であり、500人未満の年金加入免除の猶予措置廃止される見込みです。

 少々収入減でも短時間勤務で自由時間多いのがよいのか、フル勤務で働いて僅かでも収入増の方がよいのかは、人それぞれの価値感の違いです。ただ、どちらを選択するかは、年金制度の仕組みを知らないと判断できないのです。

 光和精鉱株式会社には、非常勤短時間勤務制度の利用者はまだいません。

 

過去blog

2016年08月25日 - 年金加入44年以上は短時間勤務が収入増となる。