2017/3/28 20:20
再委託は排出元の了解得ればよかったのに
北九州市は響灘エコタウンにある麻生鉱山エコノベイト響に対して、処理しきれないた廃棄物を排出元の了解なく、麻生病院から排出したものとして、他社へ再委託処理したことが、産廃法違反に当たるとして30日間の停止処分を出した。環境庁の業務停止処分基準は最大90日ですが30日停止処分は重たい方です。
エコノベイト響は、医療系廃棄物を450ｔ/月程度受入処理しています。医療系廃棄物の処理相場は競争激化で値崩れしています。
産廃法違反の刑事罰は検察庁が送検されて判決により罰則が確定すると、北九州市は産廃処理許可業の取り消し処分をしなければいけない。収集運搬会社も運搬ルートがマニフェストと異なるので処罰の対象になる虞があります。
麻生鉱山、麻生病院は財務大臣麻生太郎氏の麻生グループ系列会社です。森友学園、豊洲市場と廃棄物絡みの疑惑が国会で追及されている時期、麻生太郎大臣は麻生鉱山の経営にタッチしてないが、検察庁へ介入すると政治問題に発展するでしょう。
新聞ＮＥＷＳ
毎日新聞2017年3月28日 地方版
北九州市は２７日、麻生グループの麻生鉱山（飯塚市）が自社工場で処理するとの契約で医療機関から受託した産業廃棄物の処理に不正があったとして２９日から３０日間の業務停止処分にすると決定した。産業廃棄物が適正に処理されたかどうかを確認する管理票（マニフェスト）を偽装して山口県の処理業者に再委託していたという。
麻生鉱山は自社が所有する医療廃棄物リサイクル工場「エコノベイト響」（北九州市）で産業廃棄物の処理を受け入れている。市によると、少なくとも２０１１年８月から１６年５月の間、医療機関から受け入れた医療廃棄物を、再委託に必要な手続きをせずに、同じ麻生グループの麻生飯塚病院（飯塚市）の廃棄物として山口県萩市の産廃処理業者に持ち込んだ。この問題を巡っては、熊本県合志市の市民団体代表の刑事告発を受け、福岡県警も廃棄物処理法違反容疑で捜査している。〔毎日新聞2017/3/28北九州版〕
