再雇用積立年休の交渉

2017/5/25 19:20

 

失効する積立年休の持ち込みが骨幹

 

 再雇用の積立年休適用について、会社回答は

①2017/4/1以降一般社員同様に積立年休制度を適用開始。

②60歳定年で積立年休失効は現行どおり。

 

 再雇用の積立年休適用拡張となることは一定の前進ですが、定年時に全てが失効して、次年度4/1までは積立年休はありません。再雇用切り替えのとき残日数の持ち込みをすることが要求の骨幹です。

 

 積立年休は、年休使用を節約させる効果があり、年休使用抑制につながりので、会社にとつてもメリットがあります。

 65歳まで働かざる得ない時代に変り、積立年休は、病気に備えた保険、貯金のようなものです。高年齢になるほど疾病が増えるのに、60歳60歳定年で消滅するのでは有用性がない。

 保険の満期解約金のように残日数の持越することが要求の動機なのです。再雇用で全残日数の継続は譲歩せざる得ないとしても、定年で全て消滅することを改善することが宿願です。

 

 出向転籍者の積立年休持ち込み運用は廃止するけど、遡及是正については行わないとの報告があった。

 遡及清算しても現該当者は管理監督労働者なので賃金の欠勤減額はないので実害はない。就業規則の例外運用を慣習としておこなっていた経緯はあろうが、光和精鉱株式会社は就業規則の斎一的運用の原則を逸脱している。該当者は管理職で私傷病欠勤しても賃金減額はない。

 

会社回答への意見書 2017.5.24 組合員専用ページ掲示

 

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