2017/9/21 22:52
人事考課結果を全員にフィードバックしないのは改めない。
光和精鉱株式会社では、人事考課者研修をしています。いくら研修しても、人事考課結果を全員には知らせない。全員に知らせないとは、知らせている人もいれば、知らせない人もいるという意味です。
考課者訓練をしなくとも評価結果を公開すれば、上司は批判に応えられるように、自ら客観的、公平評価とはなにか自習します。人事考課の教科書は山のようにあり、人事コンサルタントは売り込みしますが、どれも似たり寄ったりの視点で設計されています。恣意的人事と批判されないよう客観性があり信頼されことが考課の要です。個人的心情を入れない評価をいくら訓練しても、優劣と順位を区分する相対評価が人事考課です。
大切なのは、評価が基準以下の人に対しては、何をどうしたら評価がS、Aになるのかを明示することが大切なのです。評価悪いときは、なぜ評価が悪いのかは丁寧に説明することが大切なのです。考課者訓練よりも評価点分布を公開する方が先決です。
所詮、「人事評価は、上司の好き嫌いにより決まる」の揶揄される。上司のお気に入りなるには、上司の意向を忖度する能力が求められます。忖度する能力が劣る人は、自分の意見は積極的に言い、他人の欠点や失敗を告げ口して自分を売り込むのもよい。それもできない人は、決して方針に抵抗せず「馬鹿んまね」して、上位下達に従い忠誠心を示せば悪い評価つけられなくなる。
光和精鉱株式会社の経営層は、人事評価結果を全員に通知していると思ってはいないが、知らせなくとも、法律違反ではないので問題なしと思っているのでしょう。
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