2017/11/28 18:38
実態はもっと多かったと推察する。
電通は、2015/4~2017/3の2年分の残業未払いを12月一時金として約24億円支払うとの報道されました。
電通は、単体従業員6800人、一般職50%(労働組合員組織率は50%超えてない)とすれば、1人月当たり 236000万/(6800*0.5)/24か月=28921円/月。残業25%割増単2500円/Hとすれば、11.56H/月のサービス不払い労働があったことになる。1日当たりすれば11.56H/20日=0.578H*60=35分/日の不払労働があったにことになる。
単独で総額34億円は多いようだが、電通の単体経常利益638億円(2017/12予想)だから支払能力は十分にある。ブラック企業の汚名返上し社会的信頼を得るためには必要な当然の措置と思う。
残業代精算は、36協定超えないように、自己研鑽、私用在社、休憩とかの中抜きした時間のようですが、故高橋まつりさんの実態からすれば、不払労働はもっと多かったと推察します。電通の分社子会社も同様に時間外賃金精算払いするのか不明です。
朝日新聞2017年11月28日11時02分
広告大手の電通が、過去2年分の未払い残業代約24億円を12月中に支払うことが28日、分かった。これまで会社にいるのに労働時間として認めてこなかった分について、業務との関連性が強かったとして残業代を支払う。従業員の自己申告に基づいて調査していた。 電通の山本敏博社長は7月の記者会見で、過去に残業代の未払いがあったとして調査に乗り出す方針を表明。今夏以降、2015年4月から今年3月までに在籍した全従業員に自己申告してもらう形で、この期間の未払い残業代の調査を実施した。
長時間労働が常態化していた電通ではこれまで、従業員が時間外に会社に残って過去のCM映像や担当企業の資料を見たり、語学の勉強をしたりした時間を「自己研鑽(けんさん)」として労働時間と認めてこなかった。調査では、従業員に電子メールや手帳、インターネットの閲覧履歴などから、こうしたことをしていた時間を自己申告してもらった。 電通は17年1~9月期決算で、「勤務時間に関する一時金」として23億6700万円を計上。年内にも未払い残業代を支払う。ただ、対象の従業員数や1人当たりの平均支払額などは明らかにしていない。
電通、23億円を社員に支給へ 事実上の未払い残業代日経新聞2017/11/28
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