2018/3/10 09:23
書類改ざんが発覚したらトップ引責辞任
森友学園への大阪財務局か国有地9.4億円評価を廃棄物のゴミが埋立られているので8億円値引して「特例的」売却した経緯の決裁書を前財局長佐川宣寿氏は「書類は全て廃棄した」とウソをついて、論功行賞人事で国税庁長官になったが、決裁書類があった。
その決裁書類で「特例的」措置の語句が削除されて改ざんされている疑いがでてきた。そして森友学園への売却に関わっていた担当職員が自殺した。とうとう佐川氏は辞任に追い込まれた。事後に文書書き換えをして口裏合わせしていたのが、真相究明は、どこまで進展するのか世間は注目しています。
神戸製鋼所では、不正発後の自主点検の段階になっても、管理職らが不正の隠ぺい行為を40年以上も品質管理データーを誤魔化していた。コトの重大さの認識や反省という感覚がないと批判を受けて、とうとう社長辞任する。
36協定を超えていないようにタイムカード自体を誤魔化したり、労災事故原因をコマしたりして労働基準署へ報告がウソであれば、送検される事例が増えている。誤魔化すことが悪質なので、事件は公開される時代になっています。
以下記事はタイムカード誤魔化して書類送検された事例です。これは、職制がおこなったことですが、本人もそのこと承知して、労基法違反にならないよう協力していたのではないかと推測します。
タイムカードで36超えないようにする。
うそのタイムカード作成して虚実報告 長野みすず工業
小諸労働基準監督署は、小諸市内の工場で働く従業員の労働時間を実際よりも短くみせかけてうその報告をしたなどとして、労働基準法違反の疑いで、大阪市の機器・部品メーカーを書類送検しました。 書類送検されたのは大阪市に本社がある「みすず精工」と、この会社の68歳と63歳の取締役の男性2人です。
小諸労働基準監督署によりますと、去年8月、みすず精工の小諸市にある工場に立ち入り調査をした際行政指導を行って、ことし9月から11月までの3か月間の従業員の労働時間を適切に把握し、報告するよう求めていたということです。
しかし、みすず精工は1人の従業員につき2枚のタイムカードを用意し、労使協定で定めた上限を超えない範囲で打刻させたカードを使って、労働基準監督署に報告し、実際の労働時間より短く見せかけていたということです。実際は、去年11月には従業員4人に労使協定で定めた上限を超えて違法な時間外労働をさせていたほか、去年10月から11月にかけては、時間外労働や深夜の割増賃金にあたる総額69万円分の賃金を支払わなかったということです。このため小諸労働基準監督署は、この会社と取締役の2人を労働基準法違反の疑いで13日、書類送検しました。これについて、みすず精工は「情報を把握していないのでコメントは差し控えたい」としています。2018/02/13信州 NEWS
虚偽報告で金属バルブ製造事業者を送検 報告用のタイムカードを作成
【労働新聞社】小諸労基署2018.03.05
長野・小諸労働基準監督署は労働基準監督官に虚偽の報告を行ったとして、みすず精工㈱(大阪府大阪市)と同社の取締役2人を労働基準法第104条(報告)など違反の疑いで長野地検佐久支部に書類送検した。違反があったのは同社の信州工場(長野県小諸市)。平成29年8月25日に同労基署が定期監督をしたところ、長時間労働が認められた。そこで、同労基署は9月~11月までの労働時間を報告するよう命じた。命令を受けた同社は取締役の指示のもと、2枚のタイムカードを作成。1枚は監督指導を逃れるために作った報告用のもので、36協定の範囲内の時間外労働を記録した。同社は12月8日、報告用に作成したタイムカードにもとづき、実際の労働時間よりも過少な時間を報告した。しかし、同労基署の捜査によりタイムカードが報告用に作られたものだということが明らかになり、報告が虚偽のものだと分かった。 また、同社は同年11月の1カ月間、労働者4人に対して36協定の限度時間を超える時間外労働をさせた。時間外労働は最長の者で156時間46分に上った。さらに、同年10月26日からの1カ月間、時間外・深夜割増賃金を支払わなかったとされている。 【平成30年2月13日送検】