2018/3/12 21:20
文書上書き遡及改定する。
森友学園への国有地払い下げで8億円値引きして1億3000万にした経緯を書いた決裁文書を書き換えられ差し替えしていた事件は、当時の財局長・佐川宣寿氏の辞任で終息せず、麻生太郎財務大臣の進退問題、さらに、安倍晋三総理の不信任へ発展するのか予断を許さない事態となってきた。文書改ざんは、都合の悪い部分を削除改ざんに携わった職員は、有印公文書変造罪として、刑事罰に問われ当然懲戒処分が発せられだろう。
国会に提出された決裁文書内容が改ざんされていると朝日新聞社へリークしたのは、財務省内の内部関係者であろうが、内部統制機関へ法令違反と訴えても、握り潰されるので新聞社へ通報したのであろう。
森友学園決裁文書改ざんは、安倍晋三首相の意向を忖度し、文書改ざんを元財務長官佐川さんが指示したのか。佐川さんの国会答弁に合わせて部下が忖度して改ざんしたのかを解明できないと、安倍内閣は自滅する危機にある。
ワープロ作成文書は、上書きして訂正して差し替えが安易にできる。きちゃなくても手書き文書の方が信憑性がある。
事故災害が起きて、不都合な作業標準書を上書きしたり、就業規則などを実施日遡及したり、周知せず、ずっと以前から存在していたように見せても、民間企業では公文書変造罪にならない。
作業標準書は複数で作成していると、どれが本物の文書なのか分からなくなる。日頃から手順書どおり作業していなくても、手順書を更正しない。実態に合わないマニァルを整備、更新するのは、事故災害が契機となることが多い。
悪質なのは、事故発生した後に、改定日を遡及させて手順書に加筆して口裏合わせて、ルール違反として本人の過失責任を立証して、上司の責任逃れするのが醜い。少なくとも光和精鉱の社長は、自分の意志を部下が忖度してウソつくことを欲していないと信じます。