2018/4/25 07:26
「第1の8時間は仕事のために、第2の8時間は休息のために、そして残りの8時間は、俺たちの好きなことのために」
アメリカシカゴの労働者達が1886年5⽉1⽇に、8時間労働を主張して⼤規模なストライキをおこなったことがメーデーの起源です。
1886年明治23年頃は世界的に労働時間は12~14時間労働が当たり前でした。その3年後の1889年に社会主義の国際組織である第2インターナショナルが5⽉1⽇を「労働運動の⽇」に設定し、1890年にはヨーロッパ諸国やアメリカなどで第1回国際メーデーが実⾏されました。
1886年のアメリカのストライキは「第1の8時間は仕事のために、第2の8時間は休息のために、そして残りの8時間はおれたちの好きなことのために」をスローガンでおこなわれました。日本は8時間労働制の法制化は戦後実現しますが、青天井の36協定で長時間労働できる抜け道をつくりました。
⼼豊かに、自分の能力を高めるためにも、自由時間を確保するのは大切です。8時間労働で普通の生活ができるようにすることがメーデーの起源であり、今日の長時間過密労働は130年前に逆行している感がします。
2018年の北九州市地区でのメーデー次のとおり開催されます。伝統としての5/1開催するか意見の違いはあっても、労働団体の政党支持の違いから、メーデー会場も開催日も統一さ れない。「8時間労働でまともな生活」ができるようにするのは意見は対立しないのですのに残念です。
第89回北九州市地域のメーデー案内
1. 2018年4月28日土曜10:00~ ミクニワールドサッカースタジアム -連合系主催
2. 2018年5月 1日火曜10:00~ 小倉勝山公園中央図書館横広場 --全労連系主催