ベルトコンベヤ回転中でも落鉱片付けさせる策

ワイヤースイッチ Panasonicカタログから
ワイヤースイッチ Panasonicカタログから

2021/2/18 10:25

BC止めずに落鉱掃除はしてもよい。

 

労働安全衛生法第 20 条第1号 労働安全衛生規則第 107条1項に「事業者は、機械の掃除、給油、修理又は調整の作業行う場合において、労働者に危険を及ぼすおそれがあるときは、機械停止しなければいけない」とあります。

しかしベルトコンベヤにおいてベルトの掃除など機械を運転停止せず、落鉱石掃除作業をするのは、「ただし、機械の運転中に作業を行わなければならない場合において、危険な箇所に覆いを設ける当の措置を講じたときは、この限りでない。」とただし書きがあり、更に「覆いを設ける等の「等」には、十分な長さの用具を使用することも含まれる。」とされています。

 和精鉱では、回転体手出し禁止としながら、ベルトコンベアーのプ―リー以外は回転体てはないとし、稼動設備もくるくる回っていない部分以外回転体できはないとし、設備休止をせずに手入れしています。稼働施設の手入れ作業はしないのではなく、停止せず作業するのが習慣になり、原則より例外が多いのは、安全より生産稼動優先が暗黙知となっているからです。

緊急停止装置設置、安全カバーの設置は義務です。一人作業でベルトコンベヤに巻込まれたとき無線で計器室でスイッチきれるので、緊急停止装置は不要と言っても、無線機が不通になることがありますから、無線機が緊急停止装置の代替えにはなりません。