21/4/22
45年前1971年障害見舞品代は一律5万円。
1971年の業務上災害の光和精鉱の障害補償は障害等級8級から14等級まで見舞品代は一律5万円と安かった。見舞金ではなく見舞品代と称しています。この時期の死亡したときの遺族見舞金は1130万円でした。当時の物価上昇を加味しても、当時の補償水準は低く、見舞品代3万は高卒初任給より低い額でしたから、お見舞いの花輪や嗜好品の物品の代価として性格として見舞品代と称したと推察します。餞別金も補償という言葉を使用していません。見舞品、餞別金と称するのは将来の収入減の損害でもなく、慰謝料でもないという趣旨だからと推察できます。金額は民間損害保険が水準を参酌されています。
1970年代はインフレが激しく、交通事故、公害補償などの損害賠償訴訟裁判など相次ぎ補償額の水準は上昇していき、退職金も上がり、労災の見舞品代、餞別金も高額になっていきます。
補償額が高額になり、生命保険会社が業務災害補償保険の商品を開発し、民間企業は、自動車保険のように業務災害保険に加入が増えていますが、光和精鉱はこの保険に加入していません。
118817