2021/5/10
障害認定歴の記憶
光和精鉱株式会社は、労災障害認定とされると、見舞金、退職餞別金を支払います。
災害風化防止活動で、再発防止としてどのような設備的改善をしたのかの視点は欠落しており、「気をつけよう」の精神論に偏重したものなっています。事故現場に近年の重大災害報告書看板に被災者住所まで書いたもの貼りだしていました。被災経験の「語り部」をさせます。このような、被災本人への見せしめ的なことはすべきではない。
人間はミスをする。ミスしても重篤すな負傷にならないような、設備的な対策を講じることが使用者の責務です。禁制事項違反摘発、安全唱和、指差呼称だけが安全活動ではありません。危険な不安な作業をなくしていくのも安全活動です。
光和精鉱株式会社での過去の後遺症障害となった災害の記憶を順不動に列挙します。
<光和精鉱で後遺障害の残った災害歴>
- 車上で産廃ドラム管移動中転落--脊髄損傷首下全身まひ1級障害症状でしたが、入院中内臓疾患で私傷病で死亡。
- 製造スタッフ管理職の長時間過密労働---うつ病自死 労災申請せず。うつ病が労災とならない時代
- 濃硫酸被液により薬傷跡が顔面に残る--硫酸工場、送酸で3件
- 焼鉱ブレンデングビン内で点検修理中に挟まれ--脚又間接変形歩行障害
- 水硫化ソーダ槽から放散された硫化水素ガス吸込み中毒--記憶障害、高次機能障害
- ペレットキルン居付き落としブレ―カーホース破裂--聴力低下難聴
- 生石灰切り出しローター詰まり手入れ作業---指切断
- 転倒してポンプモーターカバーなくプリーに手が入る--指切断
- 分析作業で試料ガラス容器破裂--聴力低下難聴
- ダスト焙焼炉フィードガン詰まり手入中、原料パルプ突噴し耳穴に入る--片耳聴力喪失
- ベルトコンベヤプリー巻込まれ--上肢腕手麻痺
- 建屋内で粉塵吸い込み--じん肺
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