賞与回答3月にしたら引当金決算調整可能

光和精鉱低濃度PCB処理チラシ (記事とは関係ありません)
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2021/6/21

 賞与支給額3月末まで回答すると引当金精算必要。

 

 和精鉱株式会社は2021年3月決算は経常利益1.98億円でした。

 2021年賞与は4月になり回答しましたので、増加した分は2020年度決算期末整理で、賞与引当金は増はないので決算は賞与増額分経常利益が増える形になります。

 経常利益2億円未満のときは別途協議としていますが、2021年度賞与を3月末までに回答していたならば、賞与支払い見積額増となり、賞与引当金引当金増となり経常利益は減ります。組合平均前年度比+19.8万増ですが、管理職含む社員平均は仮+25万×170人≒4250万円となり引当金増=経常利益減となります。つまり、3月末までに賞与回答していたら経常利益は1.98億+0.43億=1.55億円になります。

 年度賞与は3月末までに回答して賞与減額の組合平均80万円/年の回答して、減額分引当金を減として引当金減らして決算赤字を減らした決算にしました。

 過去、決算調整で賞与引当金減らすため夏賞与額を10万にし、当年度決算見込み額で賞与計算して年度末賞与を支給したことがあります。当年度年度末賞与の支給したが、3月期末間近予想した利益見込み額が大きく増えて、その差額を翌年度夏に追加支給しました。期末決算調整賞与を支給した年3回の賞与方式は中止されましたが、賞与引当金会計を粉飾まがいに合法的におこなつた奇天烈なこと社史に残る事件でした。

 

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