光和精鉱2023年度決算・過去最大級の赤字

2024/10/2

赤字堕落 2022年3.16億円→2023年度△9.74億円

 

 光和精鉱の2023年決算は、経常利益△7.75億円赤字。さらに特別△失△2.11億円、特別利益+0.12億円で、純利益△9.29億円の赤字です。

 この原因は、排水、排ガスの規制を守るために、産廃物受入条件の制限と設備改修等の休止日数が多くなり、経常利益で赤字となっています。

 赤字堕落(だらく)とは墜落(ついらく)に似たような漢字です。操業で堕落(だらく)した諸問題のウミが噴出した。

 ダスト4号流動床炉ボイラー更新したとき排ガスのダイオキシンが基準値を超え、排ガス対策工事で長期休止し、ダイオキシン除去塔を新しく設置した年の赤字を超えています。

 低濃度PCB処理がまもなくなくなり、2,030年に八幡製鉄の高炉廃止で製鉄集塵ダスト原料がなくなるとペレット製造中止となる。そうなると「産廃焼却残渣の埋立ゼロ」は終焉するでしょう。  

 

直近の決算一覧 決算公告 

出所:株式会社企業評価総合研究所(日付クリックしたらリンク詳細表示)

決算末日 売上高 純利益 利益剰余金 総資産
2024年03月31日 61億9,400万円 △9億2,900万円 16億7,100万円 111億7,700万円
2023年03月31日 64億7,600万円 1億6,800万円 26億円 96億9,000万円
2022年03月31日 68億6,300万円 4億800万円 24億3,100万円 99億3,100万円
2021年03月31日 70億100万円 5,500万円 20億2,300万円 93億5,800万円
2020年03月31日 65億5,700万円 △2億5,100万円 19億6,700万円 87億4,700万円
2019年03月31日 70億9,100万円 1億1,200万円 22億1,900万円 73億6,400万円
2018年03月31日 71億8,800万円 2億5,300万円 21億600万円

70億4,500万円

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